大学院M2から税理士登録まで全部話す|論文・修了考査・支部面接のリアル

税理士試験・大学院免除

どうも、極限税理士 餅です。

この記事では、大学院2年生(M2)から
修了・税理士登録を果たすまでの体験談を書いていきます。

この記事で、登録までの流れが一通りイメージできると思います。


M2前半:ひたすら文献を集める日々

2年生の5月頃までは、
指導教授から「ひたすら参考文献を集めよ」
という指示があり、コピーとスキャンの鬼と化していました。
主に利用したのは以下のソースです。

   •    租税資料館
   •    会社法判例百選
   •    LEX(判例検索データベース)
   •    各種実務書

集めたかった資料の内容は
「法人税法上の時価」についてでしたが、
これを扱う文献が思いのほか少なく、
集めるだけでも一苦労。
さらに「株式の有利発行」まで絞り込むと
事例が少なすぎたため、テーマを若干修正し、
会社法判例(株主訴訟)まで射程を広げることにしました。会社法判例百選も購入しました。

参考文献・引用文献に論文の骨子を加えて並べた段階で、
なんとかページ数はおよそ80ページ。
あとはそこに自分の意見を加筆していく作業です。

中間発表と教授の反応

中間発表では修士論文の要約版を提出し、
別のゼミの教授にも見ていただきました。
が、またしても「雲を掴むような話ですねー」
と言われてしまい、
反応は「まぁ、頑張って」という感じ(笑)。

なお、1年生のうちに必要単位は取り終えていたため、
2年生の授業はゼミ以外なし。
通学は2週間に1回で済み、仕事との両立がしやすく、
これは本当に助かりました。

夏〜秋:執筆にシフト、そして煮詰まる

夏休み頃から資料集めを一段落させ、
本文の執筆に重点を移しました。
ところが書き進めるうちに秋口で煮詰まります。
考えが交錯して論旨がまとまらず、文量も増えない。
教授からは(愛のある)ダメ出しが続く。
税理士試験の勉強でいえば
「本試験直前の模試で点数が伸びない」
あの感覚に近いかもしれません。

それでもなんとか12月初旬に論文を提出。
落ち着いて年を越せました。
その後は誤字や体裁の修正が続きましたが、
主要部分が終わった安堵感は大きく、
気持ちはだいぶ楽になりました。

翌年2月:修了考査

2月に修了考査を受けました。
担当の先生が温和な方で(笑)、
論文の内容についての質問に答える形式。
2つ3つくらいでしたかね。
受験のときの面接試験と違い、
今回はまったく緊張しませんでした。

卒業式〜登録書類の準備

卒業式の参加は任意でしたが、
参加すればその場で必要書類が
交付されるということで参加しました。
学部生と合同の卒業式でしたので、新鮮な景色でした。
税理士登録に必要な書類を入手したら、
最短で税理士会に登録書類を提出できるよう
段取りしておきました。

登録書類の準備で地味に大変だったのが、
履歴書に記載した税理士事務所勤務期間の
確定申告書の控えをすべて揃えること。
餅は新卒から当時で10年以上税理士事務所勤務だったので
「ほんとに全部いるのか?」と思いましたが
手続要綱に書いてあるのに問い合わせるのも
何かと思い探しました。
一年分だけ、返信用封筒を同封し忘れて
控えが手元に戻ってこなかった年があり、
その年分だけ源泉徴収票のみ提出しました。
他の年の分保存してあったの凄くないですか?(笑)
後の支部面接の際に「かけている年があります」と
担当者にしっかり指摘され、「無申告ではないですよね?」
と確認されました(笑)。無申告じゃないよ!

実務経験を証明する書類は、所長に署名・捺印を依頼。
早く戻ってくるように下書きも一緒に渡しました(笑)
なお、会計法人での勤務時間も実務経験年数に
含められるか気になっていましたが、
問題ありませんでした。
所属税理士として登録する手続きであったため、
事務所のレイアウト図など
開業税理士が提出する書類が不要だったのも助かりました。

支部面接

支部の面接には、会計士登録の方や
院免除組が多く集まっていました。
餅が参加したときは人数が少なく5人くらいでした。

参加人数が少なかったこともあり、

支部長と世間話をする場面も。

どこの事務所も似たような問題を抱えて大変なんですね(笑)

面接の内容は、履歴書の内容に沿って

どんな仕事をしてるか、

どんな事務所なのかといった話、

にせ税理士と名義貸しについての細かい注意喚起、

あとは部活の勧誘でした。

なんか学生みたいな雰囲気でしたね(笑)

税理士政治連盟の勧誘?説明?も行われました。

これはお話を聞いて申し込み用紙を渡されただけです。


ところで、にせ税理士に関連したお話ですが、

みなさんリモートワークのスタッフ、

ちゃんと監督する体制できていますか?

知らないうちにスタッフをにせ税理士にしてしまわない、

またはにせ税理士にならないように気をつけましょうね。


登録完了〜研修の注意点

登録完了はハガキとメールでまずお知らせが届きましたが、

正直あっさりしすぎて実感なし。

コロナ明けということもあり席の感覚が広くて

必要なもの受け取ったら速やかにお帰りください、

というような雰囲気で

他の先生との交流などはありませんでした。

事務所に帰り自分のデスクでひとり

税理士会館で税理士票とバッジを開けてみて、

「あ、なったんだ」と思いました。

税理士になる前も、資格の有無に関わらず

税務の専門家として仕事をしようと

心がけていましたので、特別な抱負など思い浮かばず

今まで通り頑張るしかありませんでした(笑)


登録月と研修時間の関係について注意点をひとつ。研修義務時間は月割り計算になります。私は2月末に登録したため、3月中に6時間の研修をこなす必要があり、

確定申告と重なって正直きつかったです(笑)

年明けに登録予定の方は、研修スケジュールを

早めに確認しておくことをおすすめします。 

餅自身は今、繁忙期前に義務時間を消化するスタイルに

落ち着いています。

最後に、SNSで官報VS院免の争いをよく目にしますが、

議論することは自由なので、

やりたい人たちで勝手にやってればよいです。

餅は、そんなことに時間や労力を使うよりも

お客様やスタッフや家族、餅と関わってくれた、

応援して支えてくれた人たちのために

時間と労力を使いたいと思います。

餅にとっては、大学院で学んだことは

税理士として仕事をするうえで非常に役に立っています。

税理士としてやるべきこと、やりたいことを考えると、

他人の資格取得経路にケチつけてる暇はありません(笑)

いかがでしたか?院免除ルートは

ラクして税理士になれるというイメージがあると思いますが、

ラクして無駄な時間を過ごすか、

一生懸命やって力をつけるかは自分次第です。

これから院免除を目指す方や、

登録を控えている方の参考になれば幸いです。

以上、極限税理士 餅でしたー。

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