筆記試験を箇条書きで書いた男の大学院合格体験記

税理士試験・大学院免除

■ 大学院受験からM1を終えるまでの話

どうも、極限税理士 餅です。

大学院免除シリーズ第2回です。

今回は大学院の受験から

1年目を終えるまでのことをお伝えしますー。

■ 入試:研究計画書・筆記・面接

入試は研究計画書・筆記試験・面接の3つでした。

研究計画書は論文テーマを想定して書くので

材料が少なく書きづらいかもしれません。

いきなり計画って言われてもね(笑)

そこで情報提供ですが

テーマ選びには租税判例百選の評釈や

税大論叢(ろんそう)を見ると参考になります。

税大論叢はネットで無料で見られますので

ぜひ活用してみてください。

餅の研究計画書のテーマはこんな内容でした。

企業会計における資産負債アプローチや

公正価値会計への移行の流れに対して、

取得原価主義会計と整合性の高い現行の法人税法は

どのように変化を受け入れていくのか。

法人税法における公正価値とは何か。

公正処理基準として全て受け入れるのか、

別段の定めにより調整すべきなのか。

渾身のテーマでした(笑)

後ほど秒で却下されますが(笑)

■ 筆記試験

筆記試験の問題はこんな内容でした。

「昨年の税収の税目別の内訳を

金額の大きい順に列挙し、

それぞれの税について簡潔に説明せよ」

たしかそんな内容で、この一問だけでした。

問題文が短すぎて逆に難しい(笑)

餅は解答を箇条書きにしてしまいました。

試験終了後に気づいたのですが、

論理的な記述ができているかを試されていたんですね。

■ 面接

試験終了後すぐに面接がありました。

お客さんと話すのに緊張など皆無な餅でしたが

めちゃくちゃ緊張しました(笑)

事務所での立ち位置や仕事内容を聞かれました。

面接官から筆記試験の出来を聞かれたので

開き直って元気よく答えました。

「解答を箇条書きで書いてしまいましたが、

今更ながら論理的な記述がなされているかを

試されていたと気づき、大変恥ずかしく思います!」

「そうだよね(笑)」と返されました(笑)

また研究計画書の末文に

「この研究が税法の発展に少しでも寄与できたら嬉しいです」

と書いていたことについて、

「非常に勢いがあるというか、元気が良いですね」

と言われました(笑)

受験失敗したかなと思いましたが

結果は合格でした。良かったー。

■ 入学後まずやること:履修登録

無事に入学できたらまず履修登録です。

社会人向けに土日の講義のみで

必要な単位が取り切れるカリキュラムでした。

人それぞれペースがあると思いますが、

餅は1年生のうちに取れるだけ単位を取りました。

■ 論文テーマ決め

ゼミでは担当教授に相談しながらテーマを決めます。

餅のゼミは同期2人と2年生の先輩2人の

合計4人でした。

先ほど書いた渾身のテーマですが、

秒で却下されました(笑)

「漠然として雲をつかむような話だ」と。

先を見据えてアドバイスしてくださるのは

ありがたかったです。

租税判例百選と税大論叢を改めて読み直し、

「株式の有利発行における

法人税法上の有価証券の時価の取り扱い」

でスタートしました。

その後はひたすら資料集めをしながら

論文の骨子を考え、途中経過を報告して、の繰り返しでした。

■ 大学院の授業内容

教授によってスタイルが違いました。

・テキストを読み進める形

・判例についてディベートする形

・持ち回りでプレゼンする形

餅的には判例ディベートが一番面白かったです。

法令解釈と事実認定、これらの当てはめの過程について意見を出し合う。

判例が必ずしも論理的に完成しているわけではないこと。

判例や裁決など唯一の結果のみを指針として従うだけでなく、

結果に至る過程を考える力こそが法的思考力であり、

税理士に必要不可欠な力であると学びました。

税理士試験だけでは身につかなかったと思います。

本当に貴重で有意義な経験でした。

■ 仕事との両立

土日に講義があり、平日に授業はないので

両立はしやすかったです。

ただ次回の講義までのレポート課題や

プレゼン準備は平日にやらなければならず

結構大変でした。

試験勉強時代と同じで

プライベートの時間はほぼ取れませんでした。

いい歳でまぁまぁ徹夜もしました(笑)

餅の意地として決めていたことがあります。

学費を出してもらった以上の借りは作らない。

仕事への影響はゼロにしました。

既存の案件はこなし、新規案件も通常通り受け入れ、

大学院のために早退や休みを取ることはゼロ。

多分、餅が大学院に行っていたこと

みんな忘れてたんじゃないかな(笑)

■ 同期との交流

同期は8人でした。

年齢層や立場は様々でしたが

一緒に切磋琢磨してきたので

今でも交流が続いています。

みんな税理士としてご活躍されていますので

餅も負けられません!

■ おわりに

大学院の1年目は正直しんどかったです。

でも判例ディベートで鍛えられた法的思考力は

今の実務に確実に活きています。

次回は2年目の論文執筆と

修了後のことについて書きます。

お楽しみに。

以上、極限税理士 餅でしたー。

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