試算表を読み上げるだけの税理士はダメです【月次業務編】

餅流実務対応

■ 会社設立から一回り【月次業務編】

どうも、極限税理士 餅です。

3本立てシリーズ第2回は月次業務編です。
毎月どんな流れで業務を進めているか、
餅流でお伝えします。


■ 月次サービスの形式

お客様の会社へ訪問する場合と
来所またはWEB会議の場合がありますが、
新規のお客様は来所が多いので
今回は来所またはWEB会議パターンでご説明します。


■ 打ち合わせ前にやること

お客様にて会計システムへの取引登録と
証憑データの保存が終わったら
連絡してもらいます。
第一週いっぱいが目安です。
ダラダラやっても仕方ありません!

第二週のうちに打ち合わせをしますので
その前までに
試算表と証憑を突き合わせて
数値の整合性をチェックしておきます。
当然、全科目チェックします。

作業にはチェックリストを用いて
科目・残高・証憑有無・整合性・備考を
記入していきます。

そして餅はこのチェックリスト(記入後)を
そのままお客様にもお渡ししています。

税理士のサービスは目に見えにくいので、
仕事の履歴を見てもらい
大変な作業を行っていることを
認識してもらいます(笑)

また言った言わないの話にならないように
懸念事項はチェックリストに漏れなく
書き込んで情報共有します。


■ 打ち合わせでやること

打ち合わせの際は
試算表数値の「報告」はしません。

試算表の数値をポイントを絞って話題にしながら、
逆に質問をしまくります。

「売上が増加していますが、原因は何でしょうか?」
「在庫が増加していますが原因はありますか?」
「利益率が落ちていますが、どのような要因によるものですか?」

こちらから聞きます。

聞かないと逆にお客様に聞かれてしまいます(笑)
売上の増加要因など、数値の変化は
税理士よりも経営者本人が知っているべきです。
すぐにわからなくても、
「値引きセールなど多かったですか?」
「悪天候が多かったですが来客数に影響ありましたか?」
など、一緒に要因を考えてあげたりもします。

どんどん経営者に質問して、
自発的に考えてもらい、
頭の中を整理していってもらうのです。

お客様の会社の話をたくさん聞くことで、
餅もその会社のことをよく知れるようになり、
潜在的なニーズを掴みやすくなります。


■ ダメなパターン

ひたすら試算表を読み上げてしまうことです。
お客様を置いてけぼりにしてはいけません(笑)

また意図なく数字を1円単位まで読み上げるのも
あまり意味がないと思っています。

「資産の部の合計は○億○千○百○十○万○千○百◯十◯円です」
その○千○百○十○円て、情報として必要ですか?
時間もかかるし読むのも疲れるし無駄です(笑)
あと、お客様は「資産の部の合計は○円です」とだけ言われても、ポカンです(笑)

試算表は、税理士が顧客にメッセージを送るための
伝達媒体です。
メッセージを乗せないで読むだけでは、
お客様には何も伝わりません。

伝えたいことを数字に乗せて発信する意識をもつと
打ち合わせの会話の質が上がりますよ。


■ 餅がよく使う帳票

打ち合わせでは以下の帳票をよく使います。
経営者が自社の状況を直感的に理解できるものを
選んでいます。

移動変動損益計算書
キャッシュフロー分岐点売上高を把握するために使います。

連月キャッシュフロー計算書
キャッシュ圧迫の要因を分析します。

予算実績差異分析
PDCAの途中経過確認に使います。

経営分析
ROE分析など。ここはまだまだ勉強中です(笑)

ローカルベンチマーク(通称ロカベン)
経済産業省が作成した経営分析ツールです。
定性情報の整理がお客様への質問になりますので
質問が苦手な初心者スタッフにも利用おすすめです。


■ 打ち合わせ終盤にやること

打ち合わせ後は懸念事項や
次回までのToDoをおさらいします。
餅は、お客様に自分でメモをとってもらいます。
自分の責任で動く意識を持ってもらうためです。
これ、意外と大事です。

また、次回の打ち合わせ日程を決めてしまいます。
期限を明確にすることで毎月のルーティンを崩さず、
全体的な業務スケジュール管理もしやすくなります。
打ち合わせ時期は、一週目に入力作業を
していただくことを想定して
二週目に設定します。
期限の直前で頑張って入力される方が多いので(笑)
時期を遅らせるメリットがないと餅は思ってます。


■ 月次サービスのコンセプト

これらを通じて、経営者が意思決定をするのに
「聞いてよかった」
「話してよかった」
「良いこと聞けた」
と感じてもらうこと。

これが餅の月次サービスのコンセプトです。


■ おわりに

月次業務は毎月繰り返す作業ですが、
毎回同じ打ち合わせにならないのが面白いところです。

会社の状況は毎月変わるので、
話題が尽きることはありません。

今月はどんなことがあったか、
これからどうしていきたいか、
そんな話をする時間を大切にしています。

次回は決算・申告編をお届けします。
決算対策から申告後まで、
餅流でご紹介します。
お楽しみに。

この記事と合わせて読むとより参考になります。

決算は怖くない。月次をしっかりやっていれば【決算・申告編】

顧問契約初日から半年間、餅がやっていること全部教えます

以上、極限税理士 餅でしたー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました