年一契約は最悪です。餅が考える健全な税理士との関係

零細事務所の歩き方

■ 会計を軽視する経営者が陥る悪循環

どうも、極限税理士 餅ですー。

今回は会計を軽視することで生じる

経営の悪循環についてお伝えします。

■ 会計軽視が招く悪循環

会計を軽視していると当然に

試算表・財務諸表が読めなくなります。

読めなければ経営計画が立てられない。

PDCAができない。

リスクマネジメントができない。

そして何かあったときに、

丸投げしている税理士のせい、

外部環境のせい、という

他責思考から抜け出せない悪循環に陥ります。

■ 「先生が一番わかってる」は危険信号

顧客から

「餅先生が会社の数字のこと一番わかってるから」

と言われたとき、喜んではいけません。

むしろ危険信号です。

融資申し込みの際、

金融機関との面談で

「会社の数字は税理士が一番わかってます」

と言ってしまったら、

事業性評価を行う金融機関からの印象は最悪です。

誰がお前に金貸すねん、てなりますよ(笑)

会社の数字は経営者自身が

一番わかっていなければなりません。

■ 他責思考の経営者との間で生じやすいトラブル

会計を軽視し他責思考になった経営者との間では

こんなトラブルが生じやすいです。

・役員重任登記の漏れ

・事前確定届出給与の支給忘れ

・社会保険関係手続きの漏れ

・倒産防止共済の前納手続き忘れ

・報酬料金等源泉所得税の納付忘れ

これらは大抵、

「なんで教えてくれなかったんですか」

と文句を言われます。

でも答えは明確です。

自分でちゃんと管理してください。

自分で管理できないなら

社内の誰かにお願いするか、

有料で外部に委託するか、やめるかです。

サラリーマンに戻ってください(←ここまでは言いません。笑)

税理士事務所がタダでやってくれると

思わせないよう、

関与開始時に契約書プラス口頭で

しっかり線引きしておく必要があります。

■ 中間申告の納税漏れ

なお、中間申告の納税漏れについても

発生率が高くなっています。

これは税務署の対応が変わったことによるもので、

経営者側だけの問題ではありません。

税理士側もしっかり考えてあげる必要があります。

■ 健全な税理士との関係とは

会計を軽視していると

月に1回の打ち合わせの機会をもらえない場合が多い。

接触回数が減ると顧客に対する解像度が荒くなり、

良い助言ができないばかりか

判断ミスが起きやすくなります。

その上、税務顧問料という

毎月固定の報酬をいただく関係で

「何もしてもらってないのにお金払ってる」

と思われてしまう。

実際には何もしていないわけではないのに

顧客からは見えない。

結果、報酬が低い顧客ほど

顧客が不満を貯めてしまい、

かつ失敗リスクが高く割に合わない

という最悪の結果になります。

毎月、顧客が作成した試算表の誤りを是正し、

経営について一緒にお話しして、

満足してお帰りいただき、

コミュニケーションを重ねて信頼関係を築いていく。

業務量やリスク量に応じて適正価格をいただく。

無駄な工数をかけない。

これが健全な関係です。

年一(ねんいち:年に一度決算の時だけ処理すること)なんて言葉、誰が作ったのでしょう。

最悪です。

■ おわりに

会計は経営の羅針盤です。

軽視すれば経営の方向を見失い、

誰かのせいにしながら漂流することになります。

餅が目指しているのは、

経営者が自分の数字を自分で読み、

自分で判断できるようになること。

そのサポートをするのが

税理士の本来の仕事だと、

ズボラな餅でも信念を持ってます。

次回は、零細税理士事務所での

月次から決算までの業務の流れを

餅版でお伝えします。

この記事と合わせて読むとより参考になります。

試算表を読み上げるだけの税理士はダメです【月次業務編】

決算は怖くない。月次をしっかりやっていれば【決算・申告編】

お楽しみに。

以上、極限税理士 餅でしたー。

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